長野県立美術館
(旧・長野県信濃美術館)

2021年4月、名称も新たに新築オープンした「長野県立美術館」(旧長野県信濃美術館)。
善光寺の東隣という立地から、1966年の長野県信濃美術館の開館以来、善光寺との縁は深く、善光寺びんずる市にもさまざまな形で協力をいただいてきました。
美術館の新たなコンセプトは、「ランドスケープ・ミュージアム」。信州の自然や善光寺周辺の町並みに調和し、隣接する公園とひとつづきになった景観が特徴です。また、誰もが気軽に訪れることができる“開かれた美術館“として、長野県の暮らしや観光の新たな拠点になることへの期待が高まっています。

善光寺本堂を正面にのぞむ、本館屋上広場「風テラス」からの景色。東側道路から自由に出入りができ、併設のカフェでゆったり過ごすこともできる

4月10日のオープン以来、訪れる人の様子も以前とは変わってきたと話すのは、長野県立美術館の木内真由美さんと柄澤志保さん。

「小さなお子さん連れのファミリーや、高校生のお友だち同士など、とても賑やかな雰囲気です。若い世代の方が増えているだけでなく、ご年配の方がゆったりランチをしていたり、来館される方の年齢層が大きく広がったという印象です」

長野県立美術館 広報マーケティング室・柄澤志保さん(左)、学芸課・木内真由美さん(右)

本館とレストランをつなぐ広い廊下には、座り心地のよい大きなソファが配置されていて、「いいソファがある!」と見つけた子どもが、気持ちよさそうに寝転んでいることもあるそう。

「そんな風景をみると、改めていい空間だなあと思います。そもそも美術館は、作品の保存にとって温度・湿度が適切な場所である必要がありますが、建築家の宮崎浩さんは、訪れる人にとっても居心地の良い場所をつくってくださったんだなと感じています」

本館2階の通路にあるソファ。館内の要所要所でほっと一息つけるスペースが用意されている

日常の中で、ちょっとした非日常が体験できるのが美術館という場所。
そのため、特に地域の人々にとって、いつ訪れても楽しいと感じる仕掛けを作っていくことも、これからの試みのひとつだといいます。

「ライブ感のある美術館にしたい、ということはリニューアルの企画段階からよく話していました。現代作家さんの作品を展示する機会を増やしたり、作家さんが長期滞在して公開制作をしていただく企画もあります」

ガラス張りの展示スペース(オープンギャラリー)では、作家が制作している風景を来館者が見学できることもある

これまでの善光寺びんずる市では、「善光寺びんずる市サポーター」として長野県内の作家さんを招聘したワークショップを開催するなど、県立美術館ならではの企画運営で参加いただいてきました。

「善光寺びんずる市のキーワードが『手づくり』ということから、美術館との共通項が多かったんですね。創造する楽しさを伝えることも美術館の大切な役割のひとつです。以前から学校や街中で出張講座を開催することはありましたが、善光寺びんずる市によってその活動に広がりが生まれました」

「長野県にはものづくりにこだわりを持つ人が多い。そういう人たちに出会えるのも善光寺びんする市の楽しみのひとつ」と話す木内さん。
2019年の善光寺びんずる市にて、長野県信濃美術館(現・長野県立美術館)の企画による、版画家・田嶋健さん監修の「布引き牛」づくりのワークショップの様子

2021年6月に再開が決まった善光寺びんずる市と、新たにスタートした長野県立美術館。コロナ禍を経てなお、善光寺を中心に「手づくり」の楽しさを広げていこうと、次なるコラボレーションを企画しています。

これまで善光寺境内で行っていたワークショップを、美術館内の「交流スペース」に移して、第2土曜日に「こどもアートラボ」を開催予定。誰もが自由に参加できる形で、描いたりつくったりすることを楽しむ造作体験を提供していきます。

また、本館屋上の「風テラス」に善光寺びんずる市の出展スペースが拡大する計画もあり、美術館と善光寺、善光寺びんずる市をさらにひとつづきで体験できるようになります。

毎月の第2土曜日、信州らしい自然景観と「手づくり」の文化がより色濃くなった善光寺・長野県立美術館エリアへ、ぜひお出かけください。

長野県立美術館
(旧・長野県信濃美術館)

住所:長野県長野市箱清水1-4-4
TEL:026-232-0052
https://nagano.art.museum/

びんずる市サポーター一覧
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